愛知の低い山を適当に散策。低山でも気分はyo-ho ―――!


岩場〜鎖場〜梯子 なんでもありの三ツ瀬明神山(1016m)

変化に富んで楽しいが危険も…

なかなか訪れることが出来なかった三ツ瀬明神山。計画を立てると諸般の事情で断念させられていた。やっと3回目の計画で実現。だが、登山口近くの駐車地に到着したのが12時45分ごろ。今から登れば日没までに帰ってこれるか。ちょっと不安が脳裏を過ぎる。最悪、午後3時までに山頂に到着できなかったら、今回も諦めて下山する予定で登山道に入った。

山行き日 2012年10月7日
山名 三ツ瀬明神山(みつせみょうじんやま)
場所/登り口 北設楽郡東栄町三ツ瀬(三ツ瀬ルート)
標高 1016m
標高差 625m
距離 7.9km
時間 4時間4分(休憩等含む)
あてにならないお疲れ度 ★★★☆☆

【三ツ瀬ルート】12:45駐車地到着。12:53出発〜12:57三ツ瀬登山口〜13:35川合分岐(2合目)〜14:17乳岩ルート分岐〜14:53山頂15:08〜16:09川合分岐(2合目)〜16:40三ツ瀬登山口〜16:49駐車地 (登り:2時間00分 下り:1時間50分)
■ 午後0時45分、三ツ瀬登山口の駐車地に到着。昼を過ぎているから車は余裕で停められた。 ■ 準備をし、いざ出発。まずは登山口まで舗装された林道を進む。
■ 5分ほどで登山口に到着。沢を渡って登山道へ入る。 ■ 沢沿いの登山道だけに沢蟹が多い。それだけ清らから水でもあることを裏付けている。
■ 取っつきはスギの人工林の中を歩く。北側斜面だけに薄暗い。 ■ 1合目の案内板とともに名水の看板が。覗いてみたかったが時間が無いからパス。
■ スギ林は依然として続く。どうも尾根までスギが植えられている感じだ。 ■ 13時35分 尾根にある川合分岐(2合目)に到着。ここから岩場が続くらしい。
■ 分岐を越えたら直ぐに岩場が登場した。「うほほぉ〜ここを登るのかぁ?」と思ったが… ■ ちゃんと右側に鎖場があった。それにトラバースできる道もある。

■ 鎖場のあとは、鉄製の梯子。転落事故が多いだけに注意書きがビッシリ。
■ 今度は岩場渡り。因幡の白ウサギのように、ぴょんぴょんと渡ることは出来ないww ■ シャクナゲの群生地かぁ。時期がまったく違うからパス。
■ 5合目。あと1200m? ■ 乳岩分岐に到着。

■ この岩を越える。ちょっと岩場も飽きてきた。これまで樹間からの眺望もなかった。

■ 8合目の看板の横の梯子を登ると、有名な「馬の背岩」に。ナイフリッジだが、左右に樹木があって恐怖感はない。
■ 馬の背岩からの眺望。奥の中央が宇連山。その左には鳳来寺山。湖は鳳来湖(宇連ダム)
■同じく馬の背岩から北東方面を眺望。東栄町の市街が見える。遠くは南アルプスだが、今日は雲で見えない。
■ 三ツ瀬明神山の山頂。 ■ あとちょっと。
■ 赤い展望台が見えた。やっと山頂だ。駐車地を出発して2時間。午後2時52分に山頂到着。3時までに登れた。
■ 山頂展望台下にある標札。「明神山制覇おめでとうございます」と嫌味な書き方がしてある。これも東三河人の気質か? ■ 山頂のトイレ。
■ 山頂の銘板。 ■ パンフレットによれば、鎌倉時代の護良親王は別名「明神」とも呼ばれ、人々から尊ばれており、その人の生まれ変わりの鷹が初めて羽を休めたのがこの山で、それにあやかり明神山としたとあった。

■ 展望台から北東方向を眺める。馬の背岩からと同じ眺めになった。日本ケ塚から南アルプス(聖岳〜赤石岳)が見えるはずだが、本日はあいにく雲で見えない。

■ 茶臼山方向を眺める。どうも手前で雨が降っている。天候が良ければ恵那山などが見えるはずだ。この雨、どうもこっちへやってきそうだ。

■ 西側をみると、平山明神山、大鈴山、鹿島山、それに岩古谷山が悠然としている。5月の連休に歩いた岩古谷、平山明神、大鈴、鹿島から三ツ瀬明神が凛々しく見えたものだ。
■ さぁ〜、お決まりの三河の山々に「カンパーイ♪」 今日は残念ながらノンアルコールです(トホホ)。
雨がポツポツ来たから大急ぎで下山を開始。
■ 9合目を過ぎ、馬の背岩を通り越したあたりから、本格的に降り出した。だが通り雨なのでカッパは着ずそのまま下りることにした。
1合目の銀名水まで下りてきたが、回りは真っ暗状態。
■ 午後4時40分 登山口に到着。 ■ 林道に入ると段々と明るくなりホッとする。時計の針は午後4時49分を指していた。