愛知の低い山を適当に散策。低山でも気分はyo-ho ―――!


岩岳(1051m)〜段戸山(1152.3m)

2座制覇しても所要時間は4時間程度

昨年以来の段戸山。去年は駒ヶ原側から段戸山に登り東側の登山口に下りた。その時、新しい駒ヶ原-宇連林道が建設され間もなく完成かとみられた。あれから1年経っても状況は同じだった。
その時、岩岳も登ってみようと思ったものの、道迷いの注意書きが林道側の登山口に張り紙がしてあった。ちょっと自信が無かったので諦めた。
で、今回、チャレンジとの意味合いを含めて岩岳から段戸山と周回するルートで2座制覇した。

山行き日 2012年12月20日
山名 岩岳(いわたけ)
段戸山(だんどさん)
登り口/場所 愛知県北設楽郡設楽町西納庫字駒ケ原
標高 岩岳…1051m、段戸山…1152.3m
標高差 399m
距離 9.8km
時間 4時間2分(小休止、ランチタイム含む)
あてにならないお疲れ度 ★★☆☆☆

ルート:駐車場所(10:22)〜農場入口(10:29)〜中電鉄塔(10:45)〜道間違え(10:50)〜分岐(10:57)〜岩岳林道分岐(11:19)〜岩岳山頂(11:35)〜岩岳林道分岐(11:47)〜林道出合(11:50)〜岩岳林道入口(12:20ランチタイム12:45)〜段戸山東側登山口(13:02)〜段戸山山頂(13:38)〜駒ヶ原側登山口(14:20)〜駐車場所(14:24)
段戸、岩岳の登り口へは稲武経由か、この段戸山牧場経由があるが、最も早く到着するのは段戸山牧場経由。そう言うことで国道153号から入ってきたが、なんと直進できず牧場内を通行することになった。集落を通り過ぎ、しばらくすると駒ヶ原の段戸山登山口に到着。旧道の路肩に駐車した。
今回は、岩岳から段戸山へ向かうルートにしたので、まず岩岳に向かう。県道沿いを歩くと右側に閉鎖された「駒ヶ原山荘」入口があって、この先に左へ入る農道がある。ゲートがあるが横を通り越し農場内を岩岳登山口へと向かう。
農場は花卉類を生産しているのだろうか。ビニールが取り外され骨組みのビニールハウスが並んでいる。農場内を直進し農道の終点前に登山道がある。
登山口から入れば、見慣れた山道。歩きだして25分ほどで中電の送電線鉄塔に到着。回りは伐採され、至る所に倒され、玉切りにされたヒノキがある。
送電線鉄塔下から北側が見通され、御嶽山、恵那山、恩田入山、大川入山が目に飛び込んできた。手前には茶臼山、萩太郎山、天狗棚、井山が見て取れる。眺望には期待していなかっただけに、すこし感動いた。(笑)
御嶽山をアップしてみた。霊峰の山容だ。 設楽町西納庫の集落と右には井山。風力発電の翼が3基立っている。
鉄塔周辺で眺望を楽しんでいたら、ルートを間違え直進してしまった。どんどん稼いだ標高が下がる。「おっと、これは間違い!」と気づき、鉄塔へ戻る。ロスタイム往復で10分ほど。
鉄塔手前に、小さな道標。これでは見落とすわ。膝辺りまである笹の山道を登って行く。回りはアカマツ、スギ、ヒノキと言った針葉樹林。
今度は背丈ほどあるクマ笹。20〜30mだろうか、汗をかきながら漕いだ(笑)。岩岳林道との分岐に到着。この間、道標は無い。
笹の山道を進むと看板には「岩岳山頂まで約500m 10分」とある。山頂手前には大きな岩稜が行く手を阻む。右側から巻くように登れば…
岩岳山頂(1051m)に到着。歩きだして1時間12分。ロスタイムが無ければ1時間で登れる。これまで急登・直登する個所も無かった。
山頂は狭いが、ここからの眺望は南西方向が開け大鈴山、鹿島山、平山明神山、さらに岩古谷山と続く。中央には三ツ瀬明神山がそびえる。ゴルフ場は「名倉カントリークラブ」。さて下山を開始。
岩岳林道との分岐まで来た。ここを左折し林道へ向かう。 3分もしないうちに林道に出てきた。
振り返ってみると…岩岳への道標があった。 岩岳林道を一気に下る。
林道歩行中、これから向かう「段戸山」の山容が見て取れた。
林道のゲート。 さらに下りて、駒ヶ原-宇連林道と合流。
ここ黒田川のほとりで山めしランチ。今日のメニューは、これだけ。それほどお腹は減っていない。
やっぱりコーヒーは飲みたい。だがビールを呑む気にはならない。結構、寒い(笑)
現在、新しい林道を建設中でダンプカーと飛び交う。 で、旧林道(駒ヶ原-宇連線)を段戸山登山口へ向かって進む。
のんびりと林道歩き。寒いがなかなか気持ちがイイ。途中、雑木を伐採している林業家にお会いする。ちょっと会話をして先へ進む。
歩き始めて15分ぐらいで登山口に到着。道標には山頂まで45分とある。笹の中を登れば建設中の林道にぶつかった。
林道を横切り、山道へ。まずは沢を渡る。
しばらく沢沿いに登って行く。踏み跡はしっかししているから迷うことは無い。この沢を渡ると急登が待っている。
この間、眺望も無ければ話し相手も居ない。ときおり小鳥が囀っているだけだ。
そんな折、突如として現れた空き缶。馴らしてみたら「カラン、カラン♪」との音色。熊避けなのか、急登途中での一服の清涼剤だった。さぁ、最後の急登に取り掛かる。
登り切って裏谷と山頂への分岐に到着。 右折して山頂へ。
は〜い!到着。登山口から35分で登った。1152.3mの段戸山。
二等三角点(点名:段戸山1) 県立岡崎高校創立80周年記念碑(昭和51年設置)。♪段戸の山にいる雲は いつしか消えて朝はれぬ 矢作の流れ夕ばえの かげをうつして今しづか♪ 校歌の一節に段戸山が登場する。
山頂からの眺望。井山にある風力発電の風車が3基見える。のそ左奥が茶臼山。萩太郎山は右側。一番奥には南アルプスの荒川岳、赤石岳、兎岳、聖岳と続く。
北側には大川入山。
風が強くなってきたので駒ヶ原へ下りる。 落ち葉で滑りやすい山道。
1032mピーク辺りから段戸山を眺める。
山頂から40分弱で登山口に到着。 林道から県道へと進む。
振り返って見たところ。駒ヶ原橋を渡った左側が登山口。 無事、到着。